Calmbots
We propose “Calmbots” that is a novel user interface utilizing insects’ capabilities such as mobility, self-maintenance, and hiding. In Calmbots, we utilize Madagascar cockroach and control multiple cockroaches by electrical stimulation to use them as display (by making them as pixels) and object transportation, or make them attach pens for drawing lines. Further, Calmbots can be used as input or haptic interfaces or audio device. We make the following novelties. First, we controlled Madagascar cockroaches with high mobility of moving across walls, carpets, and the floor with cables, where robots are difficult to achieve. Second, we devised option parts attached to cockroaches, making them capable of drawing lines and transporting objects. Third, we controlled multiple cockroaches effectively by developing the control based on the principle of worker ants, which exists in a swarm of ants. When there appear out-of-control cockroaches, we utilized the substitute cockroaches to continue the ongoing task.
本研究では、昆虫の持つ移動能力、自己維持能力、隠れる能力を利用した斬新なユーザーインターフェースである「Calmbots」を提案する。カームボットでは,マダガスカルゴキブリを利用し,複数のゴキブリを電気刺激で制御することで,ゴキブリをディスプレイ(画素化)や物体の移動に利用したり,ペンを装着して線を引かせたりすることができます.さらに、カルムボットを入力や触覚インターフェースやオーディオデバイスとして利用することも可能である。私たちは以下のような工夫をしています.第一に,ロボットでは困難な壁やカーペット,床などをケーブルで移動する高い機動性を持つマダガスカルゴキブリを制御しました.第二に、ゴキブリにオプションパーツを取り付けて、線を引いたり、物を運ぶことができるように工夫した。第三に、アリの群れの中に存在する働きアリの原理に基づいた制御を開発し、複数のゴキブリを効果的に制御しました。制御できないゴキブリが出現した場合には、代用ゴキブリを利用して継続的な作業を行いました。
Art Consept
生活空間と一体化したインターフェースはあたかも生態系のように振る舞うのではないか?Calmbotsはゴキブリを用いたインターフェースである。彼らの移動能力により、インターフェースは限定的な接触面という呪縛から解放され生活空間そのものになる。生物によって生活空間に浸透したインターフェースは、どのような形質を持つのだろう?人間の手から完全に独立したインターフェースは有機生命体と無機生命体の新たな関係性を生み出す。このインターフェースはある種の生態系を連想させる。「小人の靴屋」のように振る舞う生態系に人類は包まれ、我々とコンピュータと生物の関係性は変わっていく。
Yuga Tsukuda, Tagami Daichi, Masaaki Sadasue, Shieru Suzuki, Jun-Li Lu, Yoichi Ochiai
佃優河、田上大智、貞末真明、鈴木紫琉、盧俊利、落合陽一
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