COSM(ET)IC ROACH

前作「COSMETIC ROACH」第二弾

この作品は、ゴキブリを顔に貼ることで化粧に用いる試みである。

ゴキブリには電極が刺さっており、電気刺激が与えられることで、無数の足が蠢く。

孔雀の羽は、ゴキブリの動きを大きく見せるとともに、宇宙のような神秘さを演出する。

この作品を制作することで、社会批評性を持たないアートを制作しようとした。

社会と接点を持つアートはそれだけで社会批評性を孕んでしまう。

ならば、社会と接点を持たない、人類の存在しない宇宙に捧げるアートを制作すれば社会批評性を孕まないのではないか?

この作品は、人類に捧げるものではなく、宇宙にいるであろう生命体に捧げるものである。

YugaTsukuda - ArtWork

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